海と煙が出会う場所 ~交差する暮らしと開発 ~
アート展:海と煙が出会う場所 ~交差する暮らしと開発 ~
会場:BONUS TRACK GALLERY 2
アート展示期間: 2025年11月5日(水)~7日(金) 10:00~18:00 (最終日は15:00まで)
トークイベント&交流会:2025年11月6日(木) 17:00~19:00
※入場無料
共催:JACSES, Oil Change International, DHORA
主催・運営: Market Forces
バングラデッシュ・マタバリ地域の人々の生活を記録してきた、著名な写真家ノア・アラムと映像作家スマン・カンティ・ポールの作品をご覧頂く共に、専門家も交えたトークイベントに是非ご参加ください。
2021年のマタバリ火力発電事業開始以降、人々の暮らしや環境がどう変わってきたのか写真家・映像作家として、そしてバングラデシュの国民として語ります。また、国内外の環境NGOに所属する専門家とともに、開発と暮らしの共存を問い、持続可能で公正な未来について議論します。
日本からの物理的・心理的距離を少しでも縮め、より身近な問題として感じていただけるよう、トークイベント後には、軽食とともに参加者同士の交流の場もご用意しています。
■アート展示概要:
バングラデシュ・マタバリの美しい海辺では、代々受け継がれてきた素朴で豊かな暮らしがありました。漁業や塩田で働く人々、子どもたちの笑い声が響く海辺。
しかし今、国際協力機構(JICA)が策定支援する大規模石炭・輸入ガス火力発電プロジェクト(MIDI統合開発計画)によって、この風景は一変しようとしています。
本展示では、漁業、農業、海辺での家族の営み——そうしたコミュニティの日常が、拡大し続ける石炭・ガス火力発電所の影の下でどのように続けられているかを映し出します。バングラデシュの現代社会において、「煙」と「海」が象徴する生業、喪失、そして変化。アートがいかに現実の証言となり、抵抗の力となり得るのかを、ぜひ体感してください。
彼らの声を聞き、失われつつあるものを感じ、私たちが築くべき未来について、一緒に考えてみませんか。
